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2006年 7月27日のコラム
(加害者が被害者意識を持って再犯?)

「稜山泊フォーラムについて」でも記載した、当フォーラムの開設理由の一つです。
通勤電車で深夜帰宅中の電車を降りるときの話です。

前に乗って居て、先に降りた方が数歩歩いて止まりました。 こちらは、帰宅を急ぐ身です。右側をすり抜けようとしました。 相手は、何を思ったか、突然右向きに歩き始めました。 転ぶほどでは有りませんが、ぶつかってしまいました。 後ろから見ていた私は、当然ながら被害者と感じました。しかし、 そんなことで時間を費やする気もなく、そのまま先を急ぎました。 改札を出て10m程進んだところで、後ろからエルボースマッシュを受けました。 当然、最初は何が起きたか分かりません。更に、後ろにいた方が 「やめなさい」と言ってくれたので、何とか状況は掴めましたが、 はっきり言ってパニックでした。
先のぶつかった人が後をつけてきて、後からいきなりに 殴りかかってきたのです。
その場は、急いで駅員室に逃げ込み、それ以上の難を逃れました。 警察を呼んでもらい、駐車場に止めた自家用車まで付き添ってもらって なんとか無事に帰宅ができました。

客観的に見ていると過失は明白ではないかと考えています。 しかし、この状況では、互いに被害者と思い込んでいることは、 理解できると思います。

まず、ここで教訓になるのは、袖が擦りあっても譲り合いの精神が必要。 自分の身を守る渡世術ということです。 結果で損得が出ているときは、先手を取って話し合いも必要でしょう。 でも、「譲り合い精神が自分の身を守る」、大切な言葉と実感しました。

それから、被害感情を持った加害者の問題は、是が非でも公にしたいと思いました。 例えば、電車に乗り込んでくるとき、割り込んできた人を注意すると 逆切れをする人がいます。なぜ、そういうことをするのでしょうか。 性悪説の根拠となる挙動です。 性悪説の人と性善説の人がいるのでしょうか。 性悪説的行動を取っている人には、よく考えてもらいたいことだと思います。
(2005年9月 小田急電鉄小田原線の愛甲石田駅での事件です)
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