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2006年8月22日のコラム
正義は踏みにじられた

また、人を死なせた自動車の運転手に無罪判決が下りた。(1審ではあるが)
過去に、死角に入った自転車を撥ねて死なせた自動車の運転手が 無罪となった事件があった。合法とは言え、死角が生れる改造を施し、 その死角に入り込んだバイクに対して注意義務を問わないとは信じられなかった。
今回の事件を振り返ると、大筋で次の様になる。
被害者の子供は、当然、免許は持たないので、道路交通法を知っているわけではない。 右折左折や道路横断をどうすべきかは、本人の責任ではない。 一方、自動車の運転手は、飛び出した子供に気付かずに接触すると 人身事故になることは、免許を取るときにいやと嫌という程に教育をうけています。 そうした中で、飛び出した子供を撥ねた自動車の運転手が無罪とは とっても納得がいく話では無い。若し、無罪ならば、正しく運転手を教育していない行政や、 小さな子供に法律を徹底できない司法が責任を取るべきだ。
それができなければ、運転手に責任を取らせないと、後続の事故が絶えない。 若し、そんなことが許されるなら「事故を起こしても怖くない」と思うのは、私だけだろうか。
詳細は、次の記事を参照下さい。
(asahi.comの記事) 「交通事故で業過致死に問われた男性に無罪 札幌地裁」(2006.8.21)
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