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2007年8月28日のコラム
(事件と姓名判断)

皆さんは姓名判断を信じますか？
(2016.2.16追記)
　この記事で引用した方と名乗る方からご連絡を頂きました。 最近、よく話題となる忘れ去られる権利として、記事の抹消の依頼でした。
　しかし、その依頼文章はなんとも威圧的で、相変わらずの性格が残っているということが伺えます。 私自身は、そういった威圧的な態度には、納得できません。 さらに、忘れ去られる権利は、法律が認めたものではありません。 当然ながら、知る権利や表現の自由に反する法律的な意義を持ちます。 だから、そう言われたから削除するつもりはありません。
　私の考えは、そうなのですが、一方で元々の依頼に関しては、応じたいと考えました。 最近、悲惨な事故でよく話題となっていることがあります。 加害者の権利は守られるのに、被害者の権利は守られないというものです。 そして、今回の申し出者も、もう8年も経っているのだから、当然だと主張していました。 しかし、必要が無い被害を受けた方は、8年間で方が付くとは考えていないはずです。 そうは思いますが、それでも実名は消してあげたいと思いました。
　その思いは、本題から外れますので末尾に記載します。
　改めて強調したいと思います。
　くれぐれも自分の子供の名前には関心を持ってください。ね！
皆さんは姓名判断を信じますか？
　今年の8/17に興味深い事件報道があった。
　ある兄妹が秋葉原で恐喝をしていたとのこと。 「秋葉原に来る人は弱いから狙った」という発想は興味深かった。 しかし、もっと興味深かったので、二人の名前である。
　あまり個人名は載せないのだが、報道で公表されているのでここに掲載する。
磯○○○（２０）
磯○△△（２０）○○の双子の妹

　ちょっと見ると何だか分からないと思うが、氏名の画数を見てビックリ。
磯(17)、○(11)、○(12)、○(5)が兄の画数。対して、妹は。
磯(17)、○(11)、△(12)、△(5)

　兄弟揃って、全く同じなのである。 親が、良く吟味して付けたにしては、結果がと思い、早速、鑑定してみた。 以下、意外な結果が出てきた。

総運(全体運)　45画
　思考力に優れ、知性的な魅力溢れる人。苦労が報いられる順風運。 ただし、他運との組み合わせによっては、遭難運となる。
天運(先祖から受け継ぐ運)　28画
　波乱が多い。遭難運。多難。
地運(本人の基礎的な運。幼年期、青年期の運を示す。)　17画
　自信過剰。猪突猛進。自己中心。女性なら男性的で敬遠。
人運(個性や才能を示す運。中年期の運を示す。)　23画
　英雄運。才能、活動力に富む。強すぎて、周囲に嫌がれる場合もある。女性は、縁遠し。
外運(外的な関わりを示す運。異性、結婚、子供の運を示す。)　22画
　不平不満が多い。投げやり的。

　この内容を見て、独りよがりの自信過剰な性格が浮き出てくる。 二人揃って同じ運命だったとして、一緒に行動したとするとなんとなく事象の理由が見えてくる。 この結果を見て、姓名判断を信じますか？
　高が氏名、運命なんて信じない、という方も多いと思いますが、これは一つの例です。
　興味があれば、ご一報下さい。くれぐれも自分の子供の名前には関心を持ってください。ね！

(2016.2.16追記)
　この記事で引用した方と名乗る方からのメッセージを要約します。
　この記事には、個人のフルネームが記載されていて、プライバシーの侵害です。
　人の前科、実名を公表することが不法行為となるかは、色々な要素で判断される。 (判例を引用し、不法行為と言いたかった様子)
　本件は、事件から9年が経ち、執行猶予が確定してからも、6年近くが経過している。
　現在、弁護士を代理人として地裁で手続きを進めている。任意の削除を求めたい。

　その弁護士をネットで検索すると、早々にどういう活動をしているかが直ぐ分かりました。 確かに、プライバシー保護の活動に真剣に取り組んでいることが分かります。 しかし、基本は、まずは削除要請をしてから検討する様に勧めています。 つまり、上記の文章は、脅し以外の何者でもないということですね。
　脅して物事を解決しようとする態度は、是非改めた方が良いと思います。 でも、察することがあります。人の優しさに触れる機会が少なかったのかもしれません。 人が信じられなければ、お願いする前に脅してしまうのですね。 でも、それは良くないことです。改めるべきだと思います。
　私は、8年間も反省し続けたのに、まだ、こういう事をやっているとは、もっと考え方を変える必要があると考えます。 人を信じる事。人を思いやる事、そういうことをもっと考えてください。

　この記事で引用した方のお名前で、Web検索するとまだまだこの事件の記事が沢山出てきます。 その非道を戒めようという記事が殆どです。 絶望的な気持ちになるのもよく分かります。 私は、その気持ちをかわいそうだと思います。
　上にも書きましたが、加害者の人権は守られているが、被害者の人権が守られないという事実。 そして、加害者は、刑期を終えると無かった事になるのに、被害者は、その傷を一生背負うということ。 このことから、相当に加害者の責任が重いと考えます。 だから、同情はしますが、負った責任から逃れることは諦める必要はあると思います。
　私の気持ちは、そういう重荷をしっかりと受け止めて欲しいということ。 私は、そういう重荷に対して、少しでも軽くしてあげたいと思います。・・・
(また、少し見直すかも知れません。書いていて、だんだんと悲しくなってきました。)
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