2011年3月 ブログトップ
3月31日(木)
 朝から良い天気。気温も上々。大山の風景が素晴らしい。 森の里側から見て、大山から白山に掛けて山並みが続いています。 その全体に霞が掛って、まるで仙人になった様な雰囲気だったのです。

 3月の末日なので、3月の纏めを書くところですが、今月は少し趣向を変えたいと思います。 3月11日の東北地方太平洋沖地震とその結果発生した大津波で直接被害に遭われた方々の他、福島原発が大変なこととなっています。 現時点では、原因究明などは後回しで、起こった人災の火消で全力を尽くされています。 でも、その間にも原因などの問題点に関して報道記事が多数発表されています。 私自身は、その中の殆どで、実態を理解しない報道だと思われてなりません。 その理由は、実態報道を見ていて、そもそも安全な設計されていなかったと感じています。 そして、安全設計が出来なかった設計者が正しい原因究明はできないと思われるからです。 私自身も原子力発電所の技術者ではありませんので、直接的な部分に触れることは難しいのも確かです。 でも、高信頼性設計に携わって、安全管理の責任者を務めているものとして、多くの問題点を感じています。 だから、ここでは、今回の福島原発事故対応の大きな問題点を整理したいと思います。 蚊帳の外のざわめきと一笑されるかもしれませんが、是非聞いて欲しいものです。

【想定外は想定すべき】
 まず、今回の津波が想定外で仕方が無いというのは、技術者もそう発言していて、全ての報道も同意しています。 その結果、国民のだれもがそう思い込んでいると思います。 しかし、それは大きな間違いです。安全設計上の想定外というのは、そういう意味ではありません。 単なる利便性の為の施設ならそれでも良いかもしれません。 しかし、原子力発電所は、最悪事態には放射能汚染、大爆発被害を生む可能性がある施設です。 想定を超えた場合の安全性に関しては、最低でもどういうことが起きるかについて考えておく必要があります。
 想定は今まで歴史上に発生した津波に余裕度を持たせて設計しているとのこと。 でも、最大の津波を想定していたとしても、それを超えた場合にどうなるということも考えておくべきです。 あり得ないから何もしないということがあって良い訳がない。 そうしないから、ことが起きてから慌てないといけない。状況把握も遅くなる。 災害後の対応の遅れは、そういうところから出ているとしか思えない。
【安全設計の基本】
 人に危害を与える可能性がある装置、施設については、安全設計の基本があります。 それは、緊急に、かつ安全に停止できる仕組みです。地震、津波、停電、火災、爆発、落下、それから、人の操作間違い。 そういうことで、危険状態となった装置や施設は、人に危害が及ぶ前に安全に停止することが必要なのです。 最近話題となった、トヨタのブレーキが利かなくて事故になるという事件が良い例です。 この事件の真偽は、本題で無いので割愛しますが、問題の性格として捉えてください。 自動車は、アクセルが利いたままであってもブレーキ一つで止まれないといけないのです。 そういう基本が守られないなら、そういう設備や施設は稼動していけないのです。
 今回、発覚した設計思想を見る限り、現在の仕組みの原発はとても恐ろしい。 ポンプが回らないと安全ではない。水がないと安全ではない。そういう設計で許される訳がありません。 これは、現在、原発を抱えた自治体全体の問題と言えます。直ぐにでも対処しないといけません。
【何故、安全に作れないのか】
 誰しもが感じたと思うのですが。今回、津波で使えなくなった非常用発電機やポンプの位置です。 原子炉格納容器と同じ程度に重要な機器が原子炉より海側に特別な防御もなく設置されている点は不思議に見えませんか。 原子炉格納容器は、途轍もなく頑丈に作られています。その影に設置されていたら、破損で使用できなくなることは無かったでしょう。 海水に近い場所と考えたかもしれませんが、海水は簡単に引けます。津波で海水が回らなくなることはありません。
 それに、もう一つ不思議なことがあります。原子力発電機は、熱で発電する施設です。 そして、今回問題となっているのは、核燃料の熱です。 発電の為の熱がふんだんにある設備なのに、発電機が壊れて危険状態となったというのは、いかにも不思議なことです。
 当然ながらそんなに簡単な話ではありませんが、こういう考え方も一理あると思います。 現在、炉心が危険な程に発熱しています。例えば、炉心の頑丈な容器の内側に温度差発電器を取り付けたとします。 そうです。炉心と外壁の温度差で発電するのです。頑強な炉心の容器に守られた発電器が生まれます。 問題はそんなに簡単では有りませんが、そういう発想から対策を練られているとは思えません。
 勿論、非常用電源が陸側にあっても、発電機を原子炉格納容器に内臓しても解決するとはいえません。 でも、出てくる問題を見る限り、そういう安全の為の配慮がとても足りない様に見えます。 少なくとも必要な安全設計ができていないというのは、一般の技術者から見ても明白だと感じます。
【今回の放射能は安全か?】
 東京都内の浄水場から乳幼児対象の基準値を超える放射能が検出されたと報道されました。 そして、対象となる乳幼児に飲ませることを控える様に求めました。 その中で、枝野官房長官は、「乳児の健康に万が一にも影響を与えないための万全の措置だ」と強調しています。 また、都は「厚労省設定の数値は長期間飲用した場合の健康被害を考慮したもので、 代替飲用水が確保できない場合は摂取しても差し支えない」としました。
 みなさんは、この発表を見てどう思いましたか。私は、「安全だが危険です」としか聞こえませんでした。 私は、枝野官房長官は、その水を持ってきて飲んで見せるべきだと思いました。 あのタイミングで安全だと宣言しなければ誰も信用しません。 枝野官房長官が飲んで見せた上で、「乳幼児のみ念の為ですよ」と言って初めて国民は安心するのです
 私は、このことは行政のやり方がまずかったと言いたい訳ではありません。 多分、行政も安全かどうか分からないから、断言できなかった。 だから、こういうパフォーマンスも思いつかなかった。それが真相だと思います。
 私の試算では、例えば、都内の水道水の放射能汚染だけを捉えれば、それ程深刻でもないと感じています。 問題なのは、そういう判断材料を揃える能力と、判断する能力の問題だと思います。 国の専門部隊がそういうレベルなら、解決できるものも解決しないと思います。
 結論は、行政の誰も安全と判断していなかった、ということですね。怖いことです。

 まだ、終わるどころか、何時まで続くか分からない状況が続いています。 安全の原則「自分の身は自分で守る」。これしかありません。

 被災地の方々、それから放射能関連で被害に遭われた方々のご苦労はお察しします。 それに比べれば、会社での私の役割、計画停電から来る自宅の影響、 物流による影響、どれをとっても大したことはないと言わざるを得ない。 それでも実際は、自らの生活も儘ならない。
 人災の部分も多数見受けられるものの、如何に今回の震災が甚大であったかを物語っています。 私の最近の怠慢の言い訳で申し訳ない。

3月30日(水)
 先週後半には、また大山の積雪を報告しましたが、週明け早々にはなくなっていました。 今週に入って段々と暖かく感じられる様になって来ました。 その暖かさからでしょうか、先週末から中断していた計画停電は、いまのところ中断したままです。 月曜日に第2グループの約半数を実施しただけで、その後ずっと中断という状況です。 暖房の必要性がなくなって、夏まではなくなってくれると助かりますね。
 会社も停電は無くなっているのですが、節電は強力に進めています。 その分、結構大変なことが起きています。外気は結構暖かいのですが、屋内が寒いのです。 特に、南北にある部屋を挟んだ廊下は、真冬の寒さです。 1階から2階に移動するだけで、寒すぎてジャンバーが必要です。 丁度、バイクで着るジャンバーを持込んで着ています。 これも一つの節電協力ですね。

 最近、私が所属する会社が勤怠管理にManage OZOというワークフローを導入しました。 今月末が導入されて初めての期末の締めとなります。 ただでも操作性が問題のこのシステムに、期末に及んでいい加減に頭にきたので紹介したいと思います。 勿論、中小誹謗ではありません。その会社が公表していない欠点を事実としてお知らせすることが目的です。
 このシステムは、ITCS という会社が今年の2月のリリースしたシステムです。 どう酷いかというと、操作性がまったく非合理的に作られているのです。 例えば、休暇を申請する場合。入力画面を開いて、いつ休むかを入力します。 そして「申請」をクリックすれば「良いですか」と聞いてくる。「はい」をもう一回クリックしないと進みません。 で、そのままでは申請されずに、再度、画面の一番したの「申請」をクリックしないと完了しません。 そうしたら、また「良いですか」と聞いてくる。それでも、まだまだ。 このままでは休暇にならず、日報という画面でも時間の代わりに、「休暇」を入力する必要がある。 休暇の申請のみで、6回くらいの操作が必要なのです。 しかも、操作が煩雑だけではなく、完了していないことが分かり難くく、次の操作ボタンが画面に見えない一番下に付いているのです。 マンマシーンなんて古い言葉ですが、このマンマシーンがまったく非合理的に作られているのです。
 月締めはさらに酷い。毎日の勤務内容を入力し終わっても締まらない。さらに提出をしないといけない。 ところが、上司が日毎の入力を承認しないと、月締めの操作である勤務表提出が出来ないのです。 その提出がまた酷い。「提出」のボタンを押すと「良いですか」が出て来る。 また、これでも提出は完了せずに、画面の一番下の「申請」をクリックする。 そして、また「良いですか」と聞いてくる。準備が整ってから提出するだけで4回もクリックしないといけないのです。
 問題はこれだけでない。 年度末には、年度末その日の3月31日中に申請を終わらないと、4月1日には新規申請も修正もできないというのです。 月末の帰宅する前までにすべての操作を終えておかないといけないというのは信じられない。 具体的にも問題があります。上記の様に日毎の承認を貰わないと提出が出来ないのです。 単純に考えてください。3月31日の退社直前に退勤時間を入力します。 そして勤務表の提出が終わらないと帰れません。 ところが勤務表を提出する為には、最終日の退勤時間を上司が承認しないといないというのです。 上司が出張だったらどうするのでしょうか。明らかに欠陥システムだと思います。
 Manage OZOのページを開くと良いことばかりしか書かれていません。 でも、上記のような問題点はまったく分かりません。騙されて購入した会社の担当者も被害者だと思います。 文句を言うと選定責任を負わされる同僚がいます。肩身の狭い思いをさせることに耐えれません。 また、他の社員は黙って操作しているかもしれません。 でも、自分だったらこんな作りはしないと考えると益々頭に来ます。
 上記のページの導入効果を見ると「コンプライアンス強化(法令遵守)」と書いてあります。 しかし、上記の状況を見れば分かります。実態として操作が間に合いません。 だから、月末前日の今日、月末操作を終えてくださいという指示が出て来るのです。 これで法令順守の効果があるとは摩訶不思議です。そう思いませんか。
 もう一回云いますがこれは中小誹謗ではありません。上記のことはすべて事実で実際に起きているのです。 あまりにも頭にきたので、被害者が増えないように紹介しました。 選定する時には、上記の事実を活用して、適切に対応してください。

3月27日(日)
 良い天気だと思っていろいろと着手。でも、昼過ぎからすごく重い雲が。 天気予報では晴れでしたが、その重い雲が雨を降らせました。
 朝からは、教会に行って転居の手続き。 一応、公式には12月転居なのですが、それでもとっても遅くなってごめんなさいという話なのです。 でも、何も言われずに受理してくれました。 そういう所は、とても優しい教会だということ。ありがたいことです。
 今日の成果の一つ目は、郵便受けに付いている表札の差し替えです。 如何にも手作り表札が出来ました。
 それから、花の苗を買って庭に植えました。 境界の植木が大分枯れて、スカスカなので少し目隠しを狙ったものです。 でも、トライアルなので、まだまだ。とりあえず、植えてみましたというところ。 固い地面を掘って植えるのに、スコップをハンマーで叩いて植えました。 ところが、結果的に2本のスコップが壊れてしまいました。 強打に耐えれなかった様です。セオとの散歩で持って回った1本も終わりです。 記念という程ではありませんが、どこか心に響きます。
 お昼は外出のついでにマクドナルドで昼食。 駐車場が混んでいるからとドライブスルーで購入しました。 携帯クーポンを設定しているので、事前にダウンロードしていました。 しかし、いざ並んで広げようとしてもどうすればよいか分からない。 ダウンロードしたファイルが開かないのです。 慌てて、サイトを開いてオンラインクーポンで購入しました。 慣れないのが悪いのか、操作性が悪すぎるのか。 後ろの方々にとっては迷惑な行動。大変失礼致しました。

3月26日(土)
 大震災の影響で水道水から放射能が検出されたと騒動になっていました。 神奈川県の県央地区ではあまり実感が無かったので、うっかりしていました。 度々紹介していますが、私はWebショップで健康機器や健康食品を販売しています。 その中に電解還元水整水器というものも取り扱っています。 簡単に言うとアルカリイオン生成器です。言い換えると高級浄水器と言えるかもしれません。 この整水器が水道水の放射能除去に効果があるかどうかで、質問が殺到しているということに気付きました。
 そこで、調べてみました。すると放射能除去は可能なことが分かりました。 詳しくは、地球ブログの 『放射能は整水器で除去できるか』 を参照頂くと、具体的に説明しています。 原理的には、放射能除去は可能なのです。そして、メーカーが気にしている問題も無いと分かりました。 あとは、必要な方が有効に活用して頂くのみです。 当家では、必須というわけでは有りません。でも、私の健康の為に活用しています。

 ここからはかなり技術的な話になります。 いつもの様に私の記録としての記述です。 分かりやすくは書きませんが、ご容赦ください。
 コンパクトプレーヤを入手し、2GBのSDカードに選択した500曲ほどの音楽データを格納しようとしていました。 簡単の為に、曲リストを編集してCopyバッチファイルを作成して実行するという方法で選定しようとしました。 すると、何故だかそのバッチファイルが実行できないという問題に突き当たりました。 どうしてもだめで、結局、2週間ほど放置していたのですが、やっと原因が分かりました。
 そのバッチファイル、通常は***.batという名称のファイルです。 このファイルの文字コードが正しいS-JISからUNICODE(LE)というコードに変わっていたのです。 実は、これは大発見。WindowsマシーンでUNICODE(LE)で記述されたバッチファイルは実行できないというのです。 例えば、ファイル編集につかうメモ帳なら、何も意識しなくても編集できます。 だから、大発見なのです。
 さて、いざコピーができるようになったのですが、選別結果が2GBに収まりません。 もっと減らす必要がある。この問題はなかなか解決しない。苦労の連続です。

3月24日(木)
 昨日から天気は良いのですが、朝方、小雪がちらついていました。 大山の雪もまた大きくなった感じかな。
 今日は、早退して都内に行きました。少し時間があったので、秋葉原に寄りました。 そこで目にした光景には、びっくりしました。 なんと、電気屋にトイレットペーパが並んでいるのです。 正直、「何ということをしてくれるのだ」という感じです。
 大震災の後、町の店舗からトイレットペーパが無くなりました。 物量が滞ったこと、消費者が自己防衛で買い占めた。それが原因だと思っていました。 ところが、まったく関係ない電気屋が買い占めていたというのです。 実際は、電気屋と関係ない方々が買い占めていた。 それが、物流が流れ始めたので、秋葉原に流出したというのかも知れません。 それにしても、酷い話だと思います。 結果的に利益は出せなかったでしょうが、周りが迷惑しました。

3月23日(水)
 昨日までの雨が大山に雪をもたらした様です。 最後の積雪でしょうか。結構白くなっています。
 夜に計画停電が始まって3回目の停電がありました。 バッテリーでラジオを鳴らす準備が功を奏しました。しかし、報道番組ばかりでした。 照明が暗く、音楽も無い生活は辛いですね。 避難所生活の方々の思いはそれどころではないのでしょう。 贅沢は言えません。
 前回より30分程短い停電で助かりました。

3月22日(火)
 昨日からの雨が、朝からも続いていました。 いつものように合羽を着ての出勤です。
 会社の駐輪場にバイクを置いて、小降りの雨の中、小走りで建物に入りました。 丁度、上司が通りがかり、雨の中を傘無しで走っていた私に言いました。 「気をつけないと、ヨウ素やセシウムが混じっているよ」と。 勿論、冗談半分、部下への心配半分なのでしょう。でも、これこそ風評の流布なのですね。 心配無いという訳ではありませんが、こんなに離れていて騒ぐのは問題かも。
 因みに、この場合は、単純にヨウ素、セシウムと言うと間違いとなります。 放射性ヨウ素とかヨウ素131という名称なのですね。 核分裂の結果で生じるもので、放射線を発し、体内に入ると体内被曝に繋がるというものです。

 今日のネットニュースを見ていて、多少気になりました。 『緊急地震速報、的中3割に低下「誤報と思わず身構えて」』という記事です。 緊急地震速報において、誤報が多いので狼が来たという少年と同様に信じなくなっている事に対する警鐘でした。 でも、今回の事例を見る限り、逆の事象が起きているということに着目して欲しいと思いました。
 まず、今回の東北地方太平洋沖地震の直後の地震発生状況を気象庁の発表から紹介します。 表の左側が気象庁が後から発表した地震の発生状況です。 右側は、緊急地震速報の電文を解析した結果です。 震度は、厚木での判定です。

14:46 M7.9 三陸沖(M9.0) →速報は震度3(実際は震度4)
15:06 M7.0 三陸沖(M5.9) →速報無し
15:15 M7.4 茨城県沖(M7.7) →速報無し(実際は震度4)
15:26 M7.2 三陸沖(該当無) →速報無し
15:41 M5.7 岩手県沖(該当無) →速報無し
15:46 M5.7 宮城県沖(該当無) →速報無し
15:49 M5.8 岩手県沖(該当無) →速報無し
15:57 M6.1 茨城県沖(M6.1) →速報無し
16:04 M5.8 岩手県沖(該当無) →速報無し
16:15 M6.8 福島県沖(M5.4) →速報無し
16:29 M6.6 三陸沖(M6.2) →速報無し
16:38 M5.9 岩手県沖(該当無) →速報無し
16:54 M5.5 福島県沖(M5.5) →速報無し
17:05 M5.8 福島県沖(M6.0) →速報無し
17:12 M6.4 茨城県沖(M6.6) →速報無し
17:19 M6.7 茨城県沖(M6.8) →速報無し
17:31 M5.8 福島県沖(M5.9) →速報は震度1
17:35 M5.5 茨城県沖(M5.2) →速報は震度1だが取消し
17:41 M5.8 福島県沖(M6.1) →速報は震度2だが、電文異常
17:47 M6.0 福島県沖(M5.9) →速報無し
18:04 M5.1 茨城県沖(M5.4) →速報は震度1
※全体としては、気象庁が震災直後にホームページで発表した内容。 震源地の後の括弧の中のマグニチュードは、最終的に確定した数値。 (該当無)は、気象庁の最終情報に記載が無い地震。 →印より右側は、緊急地震速報の電文を解析した結果。 速報無しは、電文を受信した形跡が無い地震。

 気象庁が直後に発表した内容と最終的に確定した内容を比較すると、16:00過ぎ頃から情報が安定したと分かります。 ところが、緊急地震速報に関しては、18:00まで安定した速報を伝えることが出来ていません。
 要するに、15:46の東北地方太平洋沖地震をはじめ、17:47までの20の大地震をまともに速報できていないのです。 これでは、まったく活用できません。 「誤報と思わず身構え」ようとしても速報が来なければ不可能なのです
 未だこのことは発表されていません。当然ながら、災害復旧が優先だからでしょう。 でも、この事実を知らずに上記のニュースが報道されることに危惧を覚えます。
 なお、私の場合は、東北地方太平洋沖地震の速報は画面で見ることが出来ました。 震度3の速報よりも先に、マグニチュード7.9という数値に目がいきました。 その数値だけで、只ならぬ地震が起きたと予感できました。 低めに出た数値でしたが、このM7.9という数値だけで良いのです。 馴れるとこの数値だけで、事の重大さが分かります。 緊急地震速報の関係者の方は参考として欲しいものです。

3月21日(月) 【春分の日】
 三連休の最終日です。朝から比較的強い雨が降っています。 朝食を取ろうとパンを焼くと後がありません。 そういえば、ここのところスーパーやコンビニには食パンが置いてありませんでした。 今日、朝から調達しないと明日が無い。と、調達に走りました。
 でも、そろそろ物流が流れ始めたようです。直ぐ見つかりました。 こんな食パンの無くなり様を見て、家内と話題にしました。 確かに食パンの流通量は多いと思います。そして、地震の影響で入荷量も減ったかもしれません。 しかし、流通が止まる前から姿を消したことに少々驚きを感じたというのが感想です。 地震から二日目の昼に長野の諏訪市で姿が消えていました。 こんなに日持ちがしないものを買い占める訳がありません。 米食の方がパンを買い占めたとしか思えません。 まあ、大したことはありませんが、落ち着いた頃にゴミ箱行きになるかと思えば、多少憤りを感じました。

3月20日(日)
 今日は、私が朝から灯油を追って駆け巡りました。 昨日の反省から、バイクで買出しです。でも、スタンドは開いていません。 3件目は、開いていないのに車が列を作っています。異様な風景です。 6件目にしてやって開店しているスタンドを見つけました。 自動車の列が長く並んでいます。でも、灯油の給油はしていない。 恐る恐る聞いてみました。すると快い返事です。 「バイクのガソリンは駄目ですが、灯油なら良いですよ」と。 並ばなくても良いという意味です。1週間目にやっと有り付けました。 これで、今週の寒波は凌げるぞ。

3月19日(土)
 やっと休みとなりました。先週も月曜日を休んで3連休でした。 でも、用事が有って長野に行った休日。あまり休暇となっていませんでした。 それに、今週の対応で少々疲れました。 勿論、災害現場で頑張っている方々の足元にも及びませんが。 でも、年を感じさせられました。
 朝から、息子が灯油を買いに走りました。 でも、どこも売ってくれません。売り切れたのかどうか良く分かりません。 ガソリンを売るので手一杯なのでしょうか。 午後には開いているガソリンスタンドはなくなりました。
 昨夜の停電で、停電時のラジカセの必要性を感じました。停電している間に緊急避難指示が出ると大変です。 当家には、こういう時のために、自動車用バッテリーを搭載したパワーステーションがあります。 これをラジカセに接続するケーブルを作成し、次の停電に備えました。

3月18日(金)
 自宅が夜の停電となる日です。夕方の6時20分から10時までの予定です。 帰宅したのが6時半です。幸いにも始まっていません。 準備する猶予を頂き、7時頃に停電となりました。
 いざ、ストーブを使用するととんでもないことになりました。 すごい匂いがするのです。使っていなかったのが原因でしょうか。 何とも不思議な情景です。窓を開けてストーブを焚くのです。 冬の夜間だというのに。でも、助かったことにそれほど寒くはありません。 厚着はしていましたが、温度もそれ程下がっていなかったという訳です。

3月17日(木)
 自宅は朝6時過ぎから停電の予定でしたが、朝は免れました。 午後はあるものと考えて出社。会社で得た情報では、停電の間引きは無くなるとのこと。 午後の停電時間にこのフォーラムにアクセスすると確かにダウンしています。 計画停電で初めて自宅が停電しました。 このフォーラムも帰ってサーバを起動するまで停止しました。
 夕方、東電管内が大規模停電するというニュースが駆け巡りました。 というより、政府からの通達が会社に届き、社員は早期帰宅が命じられました。 私は近いこともあり、最後まで残りました。
 自宅に帰ると、関東圏に居る甥、姪が心配で、サーバを立ち上げて大規模停電のことをメールで伝えました。 それから、早々に電源を落して、その他の停電準備です。 相当に久々に灯油のストーブも準備しました。17年位前に災害に備えて準備したものです。 でも、今日は出番は有りませんでした。ありがたいことです。

3月16日(水)
 昨日、震度5を記録しているので、朝から早めに出社。 研究設備、共通設備の安全点検を指示し、その結果の集約にまた大童です。 震度4をぎりぎり超えた程度だったのでしょう。特に問題は有りませんでした。
 帰りに色々なお店を回りましたが、物資不足のせいでしょうか。 閉店しているお店が殆ど。開いていても主要な品物はありません。 開店休業とまでは行きませんが、必要なものが無いのです。
 今日から自宅も停電かと考えて、データサーバは電源を落しました。 このフォーラムを掲載しているWebサーバは最後まで頑張る予定です。 でも、今日は停電しませんでした。

3月15日(火)
 会社では、計画停電があるというので、その対応に大童でした。 工場を管理している方なら、少しは理解できるかもしれません。 半導体研究など、色々と管理が難しい資材や設備を使っているので、停電になるとその対応が大変なのです。 結局帰ったのは夜9時過ぎでした。ここに勤務する様になって初めてこんな遅くなりました。
 自宅に帰ってから10時半過ぎ、大きな揺れが来ました。静岡県東部の地震です。 会社に確認すると会社の地震計で震度5以上でした。震度5以上とは測定器の都合です。 多分震度5弱でしょう。でも災害対策本部設置の要件を満たします。 私にとっては幸いなことに、その時点で出社している方々で対応されたので、緊急呼び出しは有りませんでした。
 不思議なのは、厚木市内の震度と会社で計測した震度です。 東北地方太平洋沖地震では、厚木市が震度5弱、会社は震度4でした。 今回は、厚木市内が震度4で、会社が震度5弱です。 一概に言えないのは承知ですが、傾向が逆転しています。 原因は、震源地が東北方向か南西方向でしょう。 確かに震源地に近い方が強い揺れという傾向にはなっています。 しかし、こうもはっきりと傾向が出ることに、驚いたしだいです。

3月14日(月)
 未曾有の災害を起こした地震は、正式に「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」と命名されました。 テレビやラジオでは、東北関東大震災とか東日本大震災という言葉を使っていますが早く一元化して欲しいものです。 ちなみは、行政は、東北地方太平洋沖地震による災害と統一している様です。
 おびただしい死者は、想像を超えてさらに一桁を増やしました。 居た堪れないという思いと、現実感がまだ感じられないという思いが錯綜します。 いずれにしても、現地で被災されている方々には謹んでお悔やみを申し上げます。
 でも、ここでは挫けずに、勇気を持って頑張りましょう。 明日も必ず日は昇ります

 駆け付けて復旧を支援できると良いのですが。自らの生活もあるのでそうはいきません。 私に出来ることとして、いつもの様に現状の問題点を整理してみたいと思います。
【自衛隊の増員】
 まず、一番歯痒いのは、自衛隊の初動体制です。 災害から三日目の今日になって、動員数の増員と予備自衛隊の召集を決めたと報道されています。 あの津波の映像を見た段階で何故判断が出来ないのでしょうか。 確かに、国際協力では月単位の時間を掛けて出動したのは止むを得ないかもしれません。 しかし、生存確率が時間の問題という状況に、判断に数日を要したというのは致命的です。 どれだけの予算を使っているのか分かっているのだろうか。 こういう時に有効に活動できなければ、無駄に消費していると言われても仕方が無い。 昨日からの24時間で救助が間に合わなかった被災者にどう言い訳が出来るのだろうか。 勿論、今この時に自衛隊の方々が活躍されていることは信じて疑いません。 感謝の気持ちもいっぱいです。しかし、上層部の対応は、信じがたく耐え難い。
【原子力発電所の危機】
 原発の状況も信じがたい。大きな地震が来るといつもトラブルが発生するということに気付いているだろうか。 4重化した対策の全てにトラブルが発生したと説明しているようですが、そういう言い訳が通ると思っているのだろうか。 私は、高信頼性システムの設計をしていたので、そういう言い訳が通らないのは良く知っている。 要するに、4重化の設計が4重化になって居なかっただけです。今回の事故は核火災に繋がる事故です。 そういう可能性を持つシステムの冗長設計がこんなに脆弱で良い訳がありません。 今回まだ、核火災の危険性がなくなった訳ではありませんが、若し安全状態に回復したとしてもそれで良しという訳には行きません。 何故、そこまでトラブルが拡大したかを私たちが分かる状態にして対策を打つべきです。 そして、こういう事態を生んだ責任者と企業は、実名で弾劾されるべきだと思います。 そうしなければ、いつまでもこういう問題は繰り返します。正に日本の危機です。
【計画停電】
 この原発事故に絡んで、もう一つ大きな問題が発生しています。 東京電力が原発停止に伴い電力供給能力に問題が出て、計画停電を申し出て、政府が了承したというのです。 そして、本日、大混乱がありました。 まず、停電になるというので、小田急電鉄をはじめ、多くの鉄道が運休を決めました。 しかし、会社が休みではないので、多くの通勤者が無駄に動き回ることになり、大混乱となりました。 近いところでは、私が住む厚木市のスーパーなどの店舗が停電に伴い夕方から閉店するというのです。 停電なんかしていないのに、「停電に伴い閉店いたします」と張り紙をして閉店しているのです。
 今回の政府と東京電力の対応は、まったくの失態としか見えません。 電力の消費を抑えるために、供給を止めるという処置そのものは間違っていません。 しかし、本当に止める必要があるかどうかを確かめもせずに、止めると宣言してしまったのです。 それからが酷い。止めると言っていた内容の殆どが止まらなかったのです。 東京電力の説明を聞いていたら、「止まらないから良いだろう」と言っている様に聞こえてきました。 違う、違う、止める必要があるなら止めるべきでした。止める必要が無ければ、止めると言うべきではなかったのです。 こういう対応をするから、今日一日で、とても無駄な労力が消費されています。 まったく、何の効果も得られない労力が。
 私は、今回の状況からは、政府の対応がまったく間違っていたと考えています。 今回の状況からは、政府は違った判断をすべきだったと。 はじめは、電力が不足するので節電をしてくださいと言っていました。 その延長線上には、企業への休業などを含むエネルギー削減を依頼するだけでよかったのです。 そうすれば、遠距離通勤のサラリーマンが無駄に電車に乗る必要も無かったのです。 電車が止まって開店休業となる企業もエネルギーを消費しなくて済んでのです。 その無駄と振り回された国民の苦労を見て、私は憤りを覚えました。 この状態が明日も続くといいます。なんとおぞましい事でしょうか。
 この問題は、最後に大きな落ちがありました。いや、私が落ちだと推測しているだけなのですが。 東日本全体で止まる止まると言いながら、夕方まで止まりませんでした。 そして、夕方になって第5グループが3時間ほど停電するとの報道がありました。 厚木市では、防災放送で停止する地区名が読まれて、住民の殆どは覚悟しました。 しかし、その時間になってもやはり止まりませんでした。 テレビ報道を見ると、2つの地区が停電したと言っていました。 私は、びっくりです。その停電は本当に必要だったのだろうかと。
 私は、どうみても、東京電力が示しが付かないので、一部で停電したとしか思えません。 東日本全体で計画していた停電が必要と言っていたのに、町2つ分で済むのですか。 それくらいの需要は、西日本からの伝送でまかなうことは出来るでしょう。 その位のことは素人でも分かりますよ。 と考えると頭にきませんか。きちんと説明して欲しいところです。
【物流の問題 − 買占め?】
 もう一つ、大きな社会現象というか、被害が発生しています。 ガソリンや灯油が売り切れています。トイレットペーパーやカップめんも無くなりました。 原因は、物流の寸断もあるでしょう。まさにガソリンはそうかも知れません。 しかし、二日間で町のトイレットペーパーが無くなる現象は物流だけの問題ではありません。 ものが無くなるという風評に伴う買占めが発生しているのです。 結果的に物不足になることは間違いありません。 しかし、そんなに早急に品不足となる訳がありません。
 本来なら、政府が風評買占めを防止する為に、いろいろな広報をすべきタイミングだと思います。 でも、上記の状況でそこまで手(頭)が回っていないのは明白です。 これが日本の実情だということを良く理解すべきです。 これでは、途上国となんら変わりが無い。
【政治家の活動】
 最後に昨日のテレビでとても興味深い議論が出ていました。 平成23年度国家予算の国会可決が難しくなってきているのです。 与党は、衆院で可決した予算案を30日ルールで参院を通そうとしていました。 しかし、大災害に伴う国会の休会が必要という話になっています。 つまり、国会が休会となると30日ルールが停止し、年度内可決が出来なくなるというのです。
 それそのものが興味深いのではありません。 与党議員は、休会しても30日ルールと同等の年内可決はすべきだという。 しかし、野党議員は、休会が必要で、結果として年度内可決は無理だと主張しているのです。 簡単にいうと、災害をネタにして、予算案可決の駆け引きをしている訳です。 流石に、当人達も言葉は慎重となっているようでしたが、どう見ても不謹慎としか映りません。 こんな人達が国政を預かっているということに危機感を覚えないのだろうか。 堂々とテレビ放映しているのが信じがたい。 常識はどこに行ったのだろうか。

 いつもの様に、家を空けたことは後からの報告となります。 娘の披露宴の準備で、また長野に行って来ました。こういう時期にという思いはありました。 しかし、娘の結婚式の話は、少なくとも娘にとっては人生最大の出来事です。 そうやって、本日帰宅しました。しかし、帰ってみると大変です。 まだまだ真冬の寒さが戻るといっているのに、灯油が売り切れで買えませんでした。 でも、そういうレベルではないかもしれません。 日本の生活は、暫くは安定しないでしょう。 いや、崩壊の危機に立たされるかもしれません。心して対応しましょう。

3月11日(金)
 今日、午後3時少し前に緊急地震速報が動作しました。 丁度、私の職場の私の机の近くにモニター用の端末があります。 私の職場では、震度4以上になると緊急地震速報に連動した全館放送が流れるので慌てはしませんでした。 でも、マグニチュードが6.0、7.0、7.9と上がっていきます。 最終的に8.1まであがりました。8.1というと近年、世界中でも最大級の地震です。 全館放送は流れませんが、未曾有の危機を感じた瞬間でした。
 間も無く揺れが届きました。はじめは、トランポリンの上に乗っているように、ツンツンと突き上げられる様な揺れ。 それから間も無く横揺れが始まりました。長い揺れでした。でも、30秒程度でしょうか。 それから、長周期の揺れに変わりました。周りの人は揺れが収まったと感じたようでしたが、まだ揺れています。 高層ビルの揺れの経験はありますが、そういう揺れが、4階建てビルの2階で感じられたのです。 強い揺れだからこそ感じることが出来たのかもしれません。 長周期だから、どこが終わりか分かりませんでした。1分間くらい続いたのでしょうか。 私の勤務地では、震度4が記録されていました。厚木市では最大震度5弱だそうです。
 私は、研究設備の安全に責任がある立場です。だから、それから暫くは忙しく動き回りました。 各部署に点検を指示し、その結果を集約するというのが主な作業です。これが、震度4の時のルールです。 そうこうしている間にまた揺れが来ました。今度も震度4です。 点検ももう一度実施。結果は、人的にも物質的にも被害は有りませんでした。
 対応しながら、テレビのニュースにも耳を傾けていました。未曾有の大災害です。 自宅に帰ってから整理しましたが、震源地に面する海岸沿いでは、町がいくつも消滅しています。 ニュースでは、最初は死者数十人の内容で報道していました。 とてもそんな規模ではありません。少なくとも千人規模の被害だと感じました。 夜遅くに100〜200人の死体が見つかったというニュースが届きました。・・・
 被害に遭われた方には、言葉もございません。ご家族、ご親戚を入れると数万人を超える被害だと思います。 復興に頑張りましょう。そうとしか言い様が有りません。

 今回の地震でもう一つ、とても重要なことが置き去りとされています。 それは、緊急地震速報の動作です。私の職場では、震度4を超えると全館放送があると説明しました。 しかし、震度4の地震か2度も有ったにも関わらずまったく放送が有りませんでした。 私の勤務がある場所は、一般に地盤の関係で実際の予報より1少ない揺れだと言われていて、今までの実績でもそうでした。 そして、実際に厚木市内では震度5弱の揺れでした。 つまり、緊急地震速報がまったく実際の予報を出していなかったのです。
 それだけでは有りません。1回目は予測震度を震度3で通報しました。 でも、2回目は画面に出ません。その他の比較的細かい地震も出ていません。 事後にログを確認すると信頼度の部分に変な数値が入っている電文が何通か来ているだけ。 さらに、夕方5時過ぎに何度も取消し報が届くのです。 一旦、緊急地震速報を流して、それが誤報だと続くのが取消し報です。 まったく、今日の緊急地震速報は狂っているとしか言い様が無い
 まったく大変な日でした。とりあえず、速報版として報告しておきます。

3月10日(木)
 ネットニュースで気になる記事があった。 『<銀輪の死角>交通基本法案決定/3 相次ぐ、歩行者「ひき逃げ」 賠償なく泣き寝入り』という記事です。 自転車による違法運転被害の対する事例紹介の第3弾という記事です。 この記事は少年の自転車に激突された初老男性の経験談です。 犯人を見つけて問い詰めたが、本人が認めないので結局は泣き寝入りという事例でした。
 私が敢えてこの事例に着目したのは、この中での親の対応です。 親が同席しているにも関わらず、何の説明もありません。 まあ、一般的には、「うちの子に限っては」というのが省略されているのでしょう。 しかし、それが大きな間違いだということなのです。
 最近、子供から青年の範囲で大きな事件を起こすというニュースを良く聞きます。 秋葉原の無差別殺人などが典型的な例でしょう。 この自転車事故を起こした子供の親が、そういう犯罪者を作っていることに気付かないのだろうか。 少なくとも、この子供が犯人だったとすると、親が何も言わなかったからこれでいいと思っただろう。 つまり、犯罪に対する抵抗が無くなると考えられる。 こうやって、この子の親は、重罪犯の親になってくるのである。
 勿論この事例のこの子は実際には犯人で無いかもしれない。 でも、親は子の心の声を良く聞く必要がある。いや、聞かねばならない。 小学生程度だったら、自分の犯行を言い出せないのは当たり前。 そういう時に、助け舟を出せるのはその子の親しかいない。 責任は重大である。

3月9日(水)
 庭先の木につぼみがついていて、どんな花になるか楽しみでした。 今、丁度咲き始めています。花びらを見ると丁度桜みたいな綺麗な花です。 季節からいうと桃の花でしょうか。
 あまり見識がないので、ネットでちょっとだけ調べました。 意外と桜、桃、梅は有名だけど見分け方に迷う方も多い様ですね。 桜に対して、桃、梅の見分け方は分かりやすいので紹介します。 桜の花芽は花枝の先に付くのだそうです。対して、桃や梅は花枝がなくて、枝にそのまま付くとのこと。 なるほど、当家の美花は、桜ではなさそうです。 時期的には、桃に間違い無さそうですね。
 今日写真を撮りました。また、掲載します。ご期待ください。
 今日の帰宅時間には、大山の影を見ることが出来ました。 そうです。黄昏時の薄明かりが見れたのです。ちょっとした時間の差かもしれません。 でも、帰宅時間に少しずつ明るさが戻り始めた瞬間を感じました。

3月8日(火)
 帰宅時間は、まだ暗くなってしまいます。 ふっと見上げると、大山の方向に綺麗な三日月が見えます。 一般に描かれる三日月よりも細い三日月です。 多分、これが本当の三日月だろうと思いながら、美しい風景を楽しみました。
 デジカメは持っていなかったので、携帯電話のカメラで撮ってみました。 撮れるには撮れたのですが、どうしても露光過剰となってしまいます。 結果的に太った三日月となってしまいました。 帰って調べたら、3.5日の月でした。これでも太目の三日月だったということですね。
 昼間の大山も美しくなっています。 先週末からの雨が大山では大雪を降らせた様です。 この冬一番の雪化粧となりました。また、写真を撮ろうかな。

3月7日(月)
 予報通りに一日中雨の日でした。手袋が良くなったので合羽もそんなに厳しくはありません。 でも、それ以上に寒さが和らいだと感じる天気でした。日中から都内は大雪だと騒がれていました。 厚木は霙にもなりませんでしたが。
 またネットニュースの話題です。 『公明党幹部「菅政権、すでに終わっている」』というタイトルです。 この記事を読んで、「裸の王様」の物語を思い浮かべます。 現在の政治経済の危機的状態を生んだのは自民党政権。 民主党をしてもその状態を改善することは出来なかったと考えてみてください。
 公明党は、日本の危機的状況を生んだ張本人のはずです。 それが、尻拭いをさせられている政党に対してこういう言葉を吐いたのです。 自分自身、何を言っているのか分かっていないのでしょう。 これが今の日本の政治家の実態という訳です。 これが分からない日本人は、当にマインドコントロールの中にあるのです。 こういう日本は、どこに行くのだろうか。

3月5日(土)
 昨夜からまた喉の痛みが増し、辛い時間を過ごしてしまいました。 体温も平熱近くに戻る事が度々という状況なのに、喉の痛みが長引く状況が心配となりました。 そこで念の為に病院に行ってきました。
 病院は、住所が変わって別の病院も近くなったのですが、掛かり付けでもあるので森の里病院です。 当然ながら予約なしの診療です。9時からの診察に対して、早めの8時半に診療申込みをしました。 で、実際に診察を受けたのは10時半です。2時間待ちです。 診察が始まってからでも1時間半が過ぎていました。 予約しても1時間待ちでしたので、当然といえば当然かも知れません。 しかし、病気になったら2時間以上待たされる状態が正常とは思えません。 39度の熱が出て見て貰いに行ったと考えるとゾッとします。 もっと予約診療の時間精度を上げる事、それから初診も電話予約ができること。 そういう仕組み作りを是非お願いしたいものです。
 さて、本題ですが、病院に行った結果を報告します。 喉の痛みは、私の自己診断ミスでした。とういうより、薬の利き方に対する勘違いがありました。 原因は、木曜日まで服用した消炎鎮痛剤を抗生物質に切り替えてしまったことでした。 抗生物質の選択肢は間違っていなかったのでしょうが、炎症が治まっていなかったのに消炎剤を中止したのが良くなかったのです。 勉強になりました。
 今日見て頂いた先生は、面白いことを教えてくれました。 私にしては珍しく、イソジンでのうがいをしていると報告しました。 すると、それほど必要ない。逆に濃くしていないかと疑われてしまいました。 別の先生はイソジンうがいを勧めるのですが、どういうことでしょうか。 考えてみると分かりました。炎症を侵して傷んだ喉には、イソジンは強すぎる場合があるのです。 やはり、傷んでいない喉に予防的にうがいするのが一番適切ということでしょう。 是非、参考としたいことです。
 もう一つ、自分自身で実践して参考となったことがあります。 今回、喉が痛いので、マスクを利用しました。 家内が準備してくれたのが、昔ながらの布とガーゼのマスクです。 途中で喉の乾燥を覚えた私は、その布のマスクに少しのお湯を付けて湿気を増強しました。 この乾燥した季節です。布のマスクだから出来た、喉の保護策です。 最近の紙製のマスクでは難しいと思います。 今から揃えるのは難しいかも知れません。 例えば、湿らせたティッシュを挟むなどでも良いかも知れません。 マスクが必要な方は、参考にされると良いでしょう。

3月4日(金)
 昨日は、発熱の為に会社を休みました。 昨夕には症状も落ち着いて、今日の出勤に備えました。 朝起きると38.4度の熱が出ていてどうしようか悩みました。 しかし、1時間ほど体を温めていたら、ほぼ平熱まで下がったので、出社しました。 本日は、私が所属する会社の創業記念日でした。 だから、昼までの勤務です。所謂、半ドンですね。 病気明けの身にはありがたい設定です。 でも、短い時間に昨日の業務も片付けなくてはいけなく、なかなか厳しい日でした。

 大学の入試でネットを使った事件の犯人が逮捕されたとニュースになっています。 先月末にも話題としましたが、今日のニュースサイトでよく整理された記事を見つけました。 掻い摘んで紹介したいと思います。
 原理的に見て、大学入試にネットを使って回答することが不適切なのかどうか。 例えば、現役の優秀な大学生は、いろいろな場面でネット検索などをフルに活用しています。 今時、ネットを活用できない学生(学生だけではない)は、なかなか辛いと思います。 若し、禁止されていなければ、優秀な受験生といっても間違いでは有りません。 禁止されて居なければというのが条件です。
 正確に言うと、ネット利用が禁止されている訳ではありません。 その手段が禁止されているだけなのです。では、ネット利用は禁止なのでしょうか。 最近の入試では、辞書持込可という条件はよく見かけるそうです。 大昔ですが、私の大学院入試でもOKでした。 ネット活用可否は、類推法で考えると、辞書持込と同等で許可があれが可ということですね。 でも、許可されていないので、不可という判断が適切でしょう。 やはり、実質的には禁止されていると言えるでしょう。
 しかし、もうお分かりだと思いますが、その禁止が適切かどうかというと怪しくなります。 最初に書いたとおり、今の学生にはネットの活用力が求められています。 だから、入学試験の段階から、その活用力が試されても良いと思います。 ところが禁止されています。これでは、その力を試すどころか封じ込んでしまいます。 如何に、大学が世の中から取り残されてしまっているかが表面化することに繋がっていきます。 今回の騒動でそういうことは話題にも上っていません。 そういうことをまだ大学は想定すら出来ていないということも言えます。 大きな課題を提示していると言えるでしょう。
 もう一つの側面です。今回のこの事件は、どうしてこんなに大きな話題とされているのでしょう。 それは、大学が入学後の講義、卒業試験とか就職よりも入試に重きを置き過ぎているということを示しています。 これは、このネット記事を書いている大学の先生の内部告発ともいえます。 本来、大学の責任は、人材を育てて、優秀な人材を世の中に羽ばたかせることにあります。 その為には、入試ではその時点で学力を持つ人材ではなく、吸収力を持っているかどうかの判定が必要です。 それを勘違いして、高校や中学校の成果のみに期待した選抜方法を取っているというのです。 そして、入学させてからの自らの努力よりも他力本願的な選別に力を注いでいるというのです。 そういう見方をすると、如何に些細な問題に注目しすぎているかが分かります。
 最後にもう一つ。「携帯カンニング工夫するヒマに勉強しなさい」といっていました。 質問サイトに掲載された問題は、実力があれば解ける質の良い問題だと評価しています。 それに対して、質問サイトでの回答は正しいとは限りません。それを見切る実力が無ければ意味がありません。 難しい公式とか用語を知らなければ解けない問題なら仕方が無いかもしれません。 でも、こういう良質の問題を解ける実力が無ければ、万が一に入学できたとしても後が辛いはずです。
 また、一般のニュースでも話題となっていましたが、質問サイトを利用する欠点もあります。 警察当局は、IPアドレスを利用して犯人を特定しました。 しかし、質問サイトの特性を利用するとIPアドレスを使わなくても特定できてしまいます。 何故なら、選んだ回答の特徴までを入試の回答に残してしまうからです。 他人の回答を写すのです。どんなに工夫しても、特徴が残ってしまいます。 残さないことが出来るなら、そもそも他人にすがる必要は無いはず。 だから、元々そういうことをすること自体が、犯人としての自分を公開しているに等しいことなのです。
 以上がニュースサイトの記事から私が読み込んだ内容です。 でも、先月末の記事にも書きましたが、まだ私は不思議です。 最新のニュースでは、左手に携帯を持って、股の間で操作してと言っています。 4つの大学でそういうことをして何故発覚しなかったのでしょうか。 数秒で入力する、そういうテクニックが無ければ実現不可能に見えます。 それとも、今の大学入試の監督は、携帯電話の持ち込みにばかり気にしているのでしょうか。 そして、試験時間の受験生の行動は見ていないのでしょうか。 不思議ですね。

3月2日(水)
 朝から喉が痛い。体もなんとなくだるい。風邪の兆候でしょう。 でも、今日は契約更新の調整を予定しています。休むことはできません。 ムム、今の会社ではこんな頑張りは必要ない様なのだが。 どうしても昔の癖が出てしまう。
 結果、夕方37.9度の熱が出てダウン。何とか目的は果たしたのだが。 帰宅前に明日の病欠手続きまで済ませました。

3月1日(火)
 今日から年度末の月に入ります。当フォーラムは、ご覧の通りに年で管理しています。 世の中は、決算月とかいろいろと騒がしい月になります。 会社でも、契約更新などで追われている最中です。
 朝から小雨が降っています。予報によると朝から日中は晴れで、夜に入ると雨という内容でした。 雨情報は、現在は雲ひとつ無しを示しています。しかし、小雨とは如何に。
 結局、行きも帰りも合羽のお世話になりました。 防水の手袋のお蔭で、昔ほどは辛くありません。